カテゴリー: ガンダムの歴史ー人物編
ジオン・ズム・ダイクンをわかりやすくージオン共和国を作った人物・シャアの父
ジオン・ズム・ダイクン
ジオン共和国
ジオン・ズム・ダイクンは、サイド3独立運動の指導者で、シャア・アズナブル(キャスバル・ズム・ダイクン)の父です。
ジオンはもともと大学の教授で、そのときの学部長がのちにその協力者となるデギン・ソド・ザビでした。
ジオンは、汚染された地球を保護し、すべての人類は宇宙に住むべきという考えを主張します。
そして、宇宙の人たちに住む人たちも自治権を持つことを訴えました。これらジオンの考えをジオニズムといいます。
ジオンはこれらを実行に移し、地球から最も遠くにあったスペースコロニー群ーサイド3に移ります。
サイド3において、自らの主張を演説し、独立を求め活動、多くの支持を得て、サイド3に引っ越す人も増えました。
そしてついに、デギン・ザビやその子ギレン・ザビ、ジンバ・ラルらの協力により独立を果たします。
サイド3はジオン共和国となり、ジオンは首相、デギンは国防大臣に就任、その首都はズム・シティとなりました。
当初はジオンを若き革命家として一家で支えてきたザビ家ですが、考え方の違いからその関係は徐々に悪化していきます。
2つの派閥に分かれ、政治的能力に優れていたデギンやギレンが力を持つようになっていき、ジオンは力を失っていきました。
そのような中でジオンは、原因不明の体調不良となり、突然亡くなってしまいました。
その原因については、デギンによる暗殺説が有力ですが、過労という説もあり、詳しくはわかっていません。
こうして、ジオン共和国は、ザビ家の独裁となり、ジオンは国名とその思想だけを残し、歴史の舞台から姿を消しました。
ジオンは、人類が宇宙に生活の場を移すことによって、新しい人類・ニュータイプが生まれるとも唱えています。
このニュータイプ論が、のちの歴史にも大きく影響していくこととなります。
なお、シャアとその妹セイラ・マスはジオンの愛人の子で、この母の死がのちのシャアに大きな影響を与えています。
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デギン・ザビをわかりやすくージオン公国公王・ギレン,キシリア,ドズル,ガルマの父
2019年1月13日
ガンダムの歴史ー人物編
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w.sanbongi
デギン・ソド・ザビ
ジオン公国
デギン・ソド・ザビは、ジオン・ズム・ダイクンともにサイド3独立を果たした人物で、ジオン公国の公王です。
ジオン共和国ができた際には、国防大臣となり、国の軍事力強化に努めています。
のちに首相となったジオンと対立し、ジオン共和国は「ダイクン派」と「ザビ派」に分裂します。
その後、ジオンが急死したため、2代目の首相に就任しています。しかし国名まで変えることはできませんでした。
ジオンの死は、デギンによる暗殺説が有力ですが、詳しくはわかっていません。
デギンは首相就任後、ただちにジンバ・ラルらダイクン派を粛清、自ら公王となり、ジオン共和国はジオン公国となりました。
そしてジオン公国は独立を求め、地球連邦に対し宣戦布告、一年戦争と呼ばれるジオン独立戦争が始まります。
ただしデギンにとってこの戦争の目的は、あくまで地球連邦と対等な立場で、独立を認めさせるためのものでした。
そしてデギンは、子であるギレン、キシリア、ドズルに全権を譲り、政治にはあまり関わらないようになっていきます。
実権は長男であるギレンが握るようになり、ギレンとの間に考え方の違いが生まれ、対立するようになっていきました。
ギレンは一年戦争によって、地球連邦を倒し、地球圏全体の支配をジオンを中心と行おうと考えました。
また最後の子であり、デギンが溺愛したガルマが戦死した際も、デギンは密葬にしようとしました。
しかしギレンは国葬を行い、ガルマの死を政治的に利用したことから、その関係はさらに悪化していきました。
ギレンを「ヒットラーのしっぽ」と評しその危険性を感じ、戦況も悪化したことから、デギンは連邦との講和を図ろうとします。
そして自らの船であるグレート・デギンに乗り込み、そのときの連邦軍総司令官・レビルとの和平交渉に向かいます。
このときギレンは、グレート・デギンの存在を知りながら、超大口径レーザー兵器「ソーラ・レイ」を発射します。
デギンとレビルはソーラ・レイの直撃を受け、ともに亡くなりました。
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