るろうに剣心の史実ー歴史の勉強にチョットだけ役立つマンガ


るろうに剣心

るろうに剣心

 

『るろうに剣心』は、

1990年代『週刊少年ジャンプ』で連載されたマンガで、

アニメ化、実写映画化もされています。

 

るろうに剣心』は基本的にはフィクションですが、史実の要素も含まれていて、実際の歴史上の人物も何名か登場します。

このマンガ自体大ヒット作品なので、それだけ受け入れやすいマンガであると思います。

完全な歴史マンガはとっつきにくい人も、それほど歴史に寄っていないので読みやすいと思います。

ただ史実自体は、なるべくゆがめないよう描かれているのが、このマンガを役立つ作品に挙げた理由でもあります。

 

一番よく出てくるのが、新撰組三番隊組長・斎藤一(さいとうはじめ)ですが、中学・高校で学ぶことはまずありません。

新撰組(しんせんぐみ)の組長は斎藤一以外、本編には出てきませんが、回想で少しだけ何名か登場します。

新撰組局長(リーダー)・近藤勇(こんどういさみ)らが尊王攘夷派を襲った池田屋事件は、中学の教科書にも出てきます。

 

中学の教科書にも出てくるような人物だと、大久保利通木戸孝允(桂小五郎)高杉晋作です。

どの人物も少ししか登場しませんが、重要な役割を果たしています。

大久保利通は、主人公の緋村剣心に元人斬り・志々雄真実を倒すために京都に行くことを依頼しようとします。

しかし、その直前に志々雄の部下の瀬田宗次郎に暗殺されてしまいます。ちなみに大久保は、実際に紀尾井坂で暗殺されます。

木戸孝允・高杉晋作は、その実力を見抜いて剣心を人斬りにした人物です。

剣心は途中、人斬りから遊撃剣士(ゆうげきけんし)となっていますが、そうしたのも木戸孝允です。

 

高校の教科書だと、陸軍の基礎を作った長州藩士の山形有朋(やまがたありとも)が出てきます。剣心を陸軍に誘っています。

赤報隊相楽総三(さがらそうぞう)も登場します。討幕に参加しましたが、偽官軍とされ、処刑された人物です。

剣心の仲間で準主役の相楽左之助は、この赤報隊出身です。

他には、一部の教科書に載っている(載っていた?)、警視庁を作った川路利良(かわじとしよし)が出てきます。

戦争名だと、鳥羽・伏見の戦いが出てきます。緋村剣心と斎藤一が幕末最後に戦った戦争として描かれています。

 

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プロフィール

管理者:DN

愛知県豊橋市三本木町の某個別指導塾・塾長です。

愛知県田原市生まれ、豊橋市育ち。

文学部史学科卒のため、歴史ネタが多くなります。

主に小中学生に指導もしています。

東三河の方で、教室に興味のある方はこちらのお問い合わせフォームより、お問い合わせください。塾ではない形で指導を希望される方も、一度ご相談ください。あなたから新しい指導の形が見つかるかもしれません。

 

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