唐とは―歴史で中学生が知っておきたい中国史
唐
とう
李淵・李世民
日本:飛鳥~平安
唐も隋同様、日本と関係が深いうえに、約300年も続いた大帝国であることから、教科書の記述も多いです。
白村江の戦いで関係が悪化したときもありましたが、遣唐使は長きに渡り続けられます。
唐の作った法律(律令)を日本も参考にし、大宝律令(たいほうりつりょう)を作ることになります。
唐の建国者は隋の煬帝(ようだい)のいとこである李淵(りえん)です。
唐の基礎を作ったのは、その息子の第2代李世民(太宗)です。
李世民(りせいみん)のころの安定した政治を「貞観の治(じょうがんのち)」と言います。
第3代高宗のとき皇后であった則天武后(そくてんぶこう・武則天とも)が力を持ち、中国史上唯一の女帝になりました。
結果、数年だけ唐ではなくなりますが、則天武后が亡くなると高宗の息子である中宗(ちゅうそう)が即位し再び唐になります。
しかしそのときの皇后であった韋后(いこう)が、則天武后をまねて中宗を暗殺します。
再び政治は混乱しますが、玄宗がこれを鎮圧しました。
玄宗(げんそう)は外部に対して軍事力を強化し、政治も安定、このころの政治を「開元の治(かいげんのち)」と言います。
しかし、玄宗は世界三大悪女の1人と言われる楊貴妃(ようきひ)を溺愛します。
そして、楊貴妃の一族が独裁してしまう事態を作ってしまいました。
これに対し辺境警備をしていた安禄山(あんろくざん)らが反乱を起こしますが、これは失敗します(安史の乱)。
そして唐は一時盛り返しますが、続く農民を指導して起きた黄巣の乱(こうそうのらん)により唐は崩壊します。
この後、唐の衰退を感じた日本は遣唐使を廃止しています。
黄巣の乱の幹部の1人であった朱全忠(しゅぜんちゅう)が唐に裏切ったことにより、黄巣の乱は鎮圧されました。
その朱全忠が後梁(こうりょう)という国を建て、唐は滅亡することになります。
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酪農家に中学生がなるには
2017年10月22日
4年制大学を目指す職業, 高校卒業後就職を目指す職業, 職業
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w.sanbongi
酪農家に中学生がなるには
農業の中でも主に牛を飼って、
牛乳やバター、チーズを作る職業です。
酪農家になるために、資格は必要ありません。ただし専門的な知識や技術を身につけていないと、できない仕事です。
農業系の高校でそれらは学べますが、大人になってから、酪農家になろうとする人も多いです。
酪農が盛んな市町村や農協(JA)のサポートのもと、酪農家になることもできます。
よってまだ迷いがあるなら、必ずしも農業系の高校を選択しなくても酪農家になれる可能性はあります。
中学生の時点で酪農家になるという意志が固まっている場合は、農業系の高校に進みます。
実際に牛などの飼育をしたり、専門用具の使い方などを学びます。
ちなみに農業高校と言っても、卒業後は全員が農家になるわけではありません。
農業とは関係のない一般企業に就職する人も、たくさんいます。
実家が酪農家の場合を除いて、高校卒業後は、多くの場合どこかの牧場で経験を積んで、酪農家として独立することになります。
また、酪農家と言っても、経営の知識や化学、生物の知識を生かして、幅広く仕事をすることもできます。
よって、高校卒業後は農業系の大学に進むという選択肢もあります。
特定の資格は必要ありませんが、自動車免許は持っていたほうがいいです。
また、専門的な資格を持っていると、人に頼まなくても自分ですることができるなどのメリットがあるようです。
酪農家として独立の際は、最初の資金と土地が必要です。自営業である以上、失敗することもあります。
牛中心の生活になるので、休みが必ずしも保障されません。その辺はしっかり覚悟したうえで、目指す必要があります。
酪農家の一日を紹介したホームページ、ブログなどを参考にして、シミュレーションしてみるのもいいかと思います。
また、酪農以外の農業の仕事をして、兼業農家として働いている人も多いです。
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