カテゴリー: 社会
モヘンジョ・ダロ、インダス文字とはー歴史で中学生が太字ではないけど知っておきたい用語
モヘンジョ・ダロ
インダス文字
古代文明
モヘンジョ・ダロは教科書ではインダス文明を代表する都市遺跡として、写真紹介されています。
現在は世界遺産でもあります。
エジプト文明のピラミッドとスフィンクスやメソポタミア文明のウルのジッグラトなどとともに、テストでもよく問われます。
モヘンジョ・ダロは「死の丘」という意味です。
その名前の由来(ゆらい)はインダス文字の解読がされていないため、謎になっています。
紀元前2500年~1800年に存在した都市ですが、すでに街はしっかり区画整理されており、上下水道も整備されていました。
お風呂や水洗トイレまであります。
ただ突然、滅亡しており、その理由についてはいくつかの憶測(おくそく)があります。
いちばん有力なのは、大きな洪水によって滅亡したという説です。
人骨の一部から高い放射能が検出されたため、核兵器のようなものが用いられた古代戦争によるものという説もあります。
インダス文字は教科書ではインダス文明で用いられた文字で、まだ解読されていないことが紹介されています。
インダス文字は現在、約400字が発見されています。
分析できるほどの長文が見つかっていないため、解読できないようです。
コンピュータを導入してからは、いくつかのことがわかってきていて、今現在も解読中です。
※教科書とは、東京書籍発行の「新しい社会」を指します。
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宋とはー歴史で中学生が知っておきたい中国史
2017年10月28日
社会, 知っておきたい中国史
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w.sanbongi
宋
そう
趙匡胤
日本:平安~鎌倉
教科書では、唐が滅んだ後、小国に分かれ宋(北宋)が中国を統一したとあります。
小国に分かれた時代は、五代十国時代と呼ばれ、5つの王朝と10個の国が誕生しては消えるという状況を繰り返しました。
この状況をまとめたのが宋を作った趙匡胤(ちょうきょういん)で、中国統一は2代目太宗のときになされます。
宋はそれまでの軍事力中心の国から、学力中心の国へと転換を図りました。
教科書には地図で紹介されていますが、このころ中国北方には、遼(契丹)、西夏、金という国が現れます。
宋はこれらの国に対しても軍事力は用いず、贈り物などを送ることによってその関係を保ってきました。
しかしその結果、宋はお金に苦しむことになり、その状況を改善するため、王安石(おうあんせき)が改革を行います。
しかし、改革賛成派と反対派が対立してしまい政治は混乱してしまいます。
さらにそのときの皇帝である徽宗(きそう)が、趣味に没頭します。
政治を行わない上に、趣味にお金を使ったことから、さらに財政は悪化してしまいます。
このとき反乱を起こした集団の一つに、宋江(そうこう)率いる梁山泊(りょうざんぱく)があります。
これが後に『三国志』と共に日本でも人気のある、『水滸伝』の物語のベースになっています。
その混乱の中、北方の国の金が宋を攻めます。
そして北半分を金とし、徽宗を初めとする皇族は北方に連行、宋は滅びます。
しかし皇族の一人高宗が南に逃げて宋を再興、これを南宋(なんそう)と呼びます。
金や南宋の時代は中学の教科書には出てきません。南宋では金と戦おうとする人たちとそうでない人たちが激しく争います。
結果、南宋は秦檜(しんかい)と言う人物を中心にして和平の道を歩みます。
金と戦おうとした人の中心人物の岳飛(がくひ)は、中国の英雄として非常に人気があります。ドラマにもなっています。
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