中華民国とはー歴史で中学生が知っておきたい中国史


中華民国

中華民国

 

ちゅうかみんこく

孫文(そんぶん)

日本:大正~昭和

 

教科書でも一項目を使って解説があり、そこだけでも三民主義、孫文、中華民国、辛亥革命と4つの言葉が太字です。

 

中華民国は清からの独立運動の中心人物で、三民主義を唱えた孫文を臨時大総統として建国された共和国です。

この建国までの流れを辛亥革命(しんがいかくめい)と呼びます。

今までの中国の国のように皇帝はおらず、国名も漢字1字ではありません。

ただ孫文の臨時政府は強い軍事力を持っておらず、孫文は国を維持するために清を滅ぼした袁世凱に臨時大総統を譲ります。

しかし袁世凱は皇帝になろうと独裁的な政治を行い、その死後は各地の軍閥がばらばらに支配するようになりました。

このころ日本が二十一か条の要求を示し、これに反発した学生の集会をきっかけに反日運動がおこります(五・四運動)。

そんな中、孫文は中国国民党を作り、中国共産党と協力して中国の統一を目指しました(第一次国共合作)。

実現を前にして孫文は亡くなり、中国国民党は蒋介石が後を継ぎ、中国を統一していきます。

 

蒋介石(しょうかいせき)は協力関係にあった中国共産党を徐々に排除していき、中国国内で内戦が始まります。

それに対し、ソビエトの支持を受ける中国共産党も毛沢東(もうたくとう)を指導者に支配を広げていきます。

そして満州事変により満州国が建国、日中戦争のときには内戦を停止、再び協力し合います(第二次国共合作)。

この流れで、第二次世界大戦には連合国に参加します。ABCD包囲陣のCとして日本経済を封鎖もしています。

 

大戦後は、国際連合の5つの常任理事国の1つにもなっています。

その後、世界が東西で対立、冷戦時代が始まります。

その影響で再び、中国国民党と中国共産党による内戦が起き、国民党が敗北、共産党が中華人民共和国を建国します。

蒋介石率いる国民党は台湾にて、国民政府を作り、現在に至ります。

 

 

中学生が知っておきたい中国史一覧

 

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プロフィール

管理者:DN

愛知県豊橋市三本木町の某個別指導塾・塾長です。

愛知県田原市生まれ、豊橋市育ち。

文学部史学科卒のため、歴史ネタが多くなります。

主に小中学生に指導もしています。

東三河の方で、教室に興味のある方はこちらのお問い合わせフォームより、お問い合わせください。塾ではない形で指導を希望される方も、一度ご相談ください。あなたから新しい指導の形が見つかるかもしれません。

 

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