中学生が知っておきたい「能」


能

中学生が知っておきたい「能」

 

のう

 

 

 

は歴史の教科書にも出てきて、現代でも行われていることから、どんなものか何となくイメージ出来るとは思います。

ただ、具体的に何かと問われると、答えるのが難しいかもしれません。

 

似たようなものに「狂言」がありますが、これは教科書でも1ページ後に出てくることから、共通点も多いです。

 

同じく似たようなものに「歌舞伎」があります。

これは発祥(はっしょう)も違い、全く別物とまではいきませんが、違うものです。

能には歌舞伎のようにセットや、幕がありません。

使う楽器も限られます。主役は能面(のうめん)をつけます。

 

教科書には、観阿弥・世阿弥の親子が、猿楽にほかの芸能の要素を取り入れながら、「能」として発展させたとあります。

 

猿楽とは、おもにモノマネなどお笑い芸を中心に発展していったものです。

それが、寺社との関係性を強めていきました。

徐々に祭礼の中に猿楽が組み入れられるようになったり、神仏を解説するための劇として、演じられるようになりました。

 

これらが、観阿弥・世阿弥親子によって曲、舞などが導入、現在の能とほぼ同等のものができあがりました。

 

足利幕府第3代将軍・足利義満(あしかがよしみつ)は観阿弥・世阿弥の猿楽に感銘(かんめい)を受け、保護しています。

このように幕府の保護を受けたことから、武士の芸能としての側面が大きかったです。

一部の時期を除いて、庶民はあまり目にすることがなかったようです。

 

スポンサーリンク


 

 

 

スポンサーリンク








プロフィール

管理者:DN

愛知県豊橋市三本木町の某個別指導塾・塾長です。

愛知県田原市生まれ、豊橋市育ち。

文学部史学科卒のため、歴史ネタが多くなります。

主に小中学生に指導もしています。

東三河の方で、教室に興味のある方はこちらのお問い合わせフォームより、お問い合わせください。塾ではない形で指導を希望される方も、一度ご相談ください。あなたから新しい指導の形が見つかるかもしれません。

 

友だち追加