カテゴリー: 社会
古事記(奈良時代)ー歴史で中学生が知っておきたい作品
古事記
こじき
奈良時代
稗田阿礼、太安万呂
教科書では、神話や伝承、記録などを基にした歴史書として、『日本書紀』とともに紹介されています。
『古事記』は現存する中では、日本で最も古い歴史書です。
奈良時代に天武天皇(てんむてんのう)が、しっかりした歴史を後世に伝えていくために作らせました。
また、天皇を神格化するために稗田阿礼(ひえだのあれ)に、古代の神話や言い伝えを暗記させたことに始まります。
よって、古事記は国内向けにつくられた作品とみられています。
稗田阿礼は特に記憶力がよかった人物という以外何も分かっておらず、性別も確定していません。
これをのちに元明天皇が太安万呂(おおのやすまろ)に命じて、阿礼が覚えたことをまとめました。これが古事記になります。
古事記は上・中・下の3巻で構成されています。
上巻では、天地が分かれ日本列島ができたこと、そして多くの神々の物語が書かれています。
中巻では、天皇の物語へと移っていき、初代天皇の神武天皇が神の末裔(まつえい)として即位したことも書かれています。
神武天皇(じんむてんのう)を初め、初期の天皇は伝説上の人物で実在はしなかったと考えられています。
下巻では、仁徳天皇(にんとくてんのう)から推古天皇(すいこてんのう)のことが書かれています。
上巻の神話的な内容に対し、下巻は天皇が具体的に何をしたかが書かれた内容になっています。
古事記は物語なので、マンガも出ています。ここでも一巻ずつもう少し具体的に紹介しようと思いました。
ただまとめようとすると登場人物が基本カタカナなので、カタカナばかりの文章でうまくまとまりませんでした。
よって興味を持った人は、マンガで読むのが分かりやすいかと思います。
古事記に出てくる登場人物(?)はゲームなどでも使われています。
イザナギやイザナミ、アマテラス、ヤマタノオロチ、ワダツミ、ヤマトタケルなど聞いたことがある人もいるかと思います。
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聖武天皇とはー中学生が覚えておきたい天皇・上皇5
2017年11月8日
社会, 覚えておきたい天皇・上皇
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w.sanbongi
聖武天皇
しょうむてんのう
701年~756年
東大寺の大仏を造る
教科書では光明皇后とともに仏教の力に頼って、国家を守ろうと考えたと紹介されています。
聖武天皇は大宝律令を制定した文武天皇(もんむてんのう)の子で、首皇子(おびとおうじ)といいました。
このころは藤原氏の力が強く、中臣(藤原)鎌足の子の藤原不比等(ふじわらのふひと)が大きな力を持っていました。
聖武天皇の皇后である光明皇后(こうみょうこうごう)は不比等の子、つまり鎌足の孫にあたります。
聖武天皇の母親も不比等の娘で、つまり母親と奥さんが姉妹ということになります。
藤原不比等死後は、天武天皇の孫にあたる長屋王(ながやのおう)が力を持ちます。
しかし長屋王は、後に自害しています(長屋王の変)。
長屋王の邸宅は1988年に発掘され、教科書にもその豪邸が載っています。
長屋王の変ののち、光明皇后が即位しますが、このとき初めて皇族出身でない人物が皇后になりました。
その後は、光明皇后の兄の橘諸兄(たちばなのもろえ)が大臣となり政権を握ります。
これに対し、藤原一族の藤原広嗣(ひろつぐ)が反乱を起こします。
この政治的不安から、聖武天皇は遷都(せんと・都をうつすこと)を繰り返します。
さらに聖武天皇の時代は、食料不足、地震、伝染病など多くのトラブルに巻き込まれた時代でした。
このような背景のもと、聖武天皇はそのあらゆる不安をしずめるために、仏教の力に頼りました。
また教科書ではわかりにくいですが、墾田永年私財法(こんでんえいねんしざいのほう)も聖武天皇のとき、出されたものです。
国分寺建立の詔や大仏造立の詔を出し、さらには総国分寺の東大寺をつくり、仏教国家を具体的な形にしていきます。
しかし、聖武天皇は東大寺の大仏が完成する前に出家してしまいました。
天皇の位は、娘である孝謙天皇(こうけんてんのう)に譲っています。
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