カテゴリー: 愛知県高校入試で知っておきたい知識
歴史で中学生が知っておきたい作品一覧
年代順に掲載しています。
教科書が太字の作品は、同様に太字となっています。
教科書は、東京書籍の「新しい社会」になります。
歴史で中学生が知っておきたい作品一覧
古事記 日本で最も古い歴史書。稗田阿礼が暗記した、神代から推古天皇までの出来事を太安万呂がまとめた。
日本書紀 古事記とほぼ同時期に作られた歴史書で正史。編者は舎人親王ら。神代から持統天皇までのことが書かれている。
風土記 地方の歴史を書いた地誌の総称。その国の地名の由来、産物、伝承などが記載されている。完本は出雲のみ。
万葉集 日本で最も古い歌集。全20巻約4500首。大伴家持が編者といわれる。万葉仮名が用いられる。
天皇や貴族だけでなく、防人や農民の歌も収められている。東歌や防人の歌は、当時の方言を知る資料にも。
古今和歌集 905年に醍醐天皇の命により編集された勅撰和歌集。全20巻約1100首。撰者は紀貫之ら。
歌風は優美で繊細、技巧的な古今調。代表歌人は六歌仙と呼ばれている。
源氏物語 国風文化を代表する文学作品。作者は紫式部。主人公は光源氏、薫大将。20言語以上で翻訳もされている。
藤原氏全盛期の貴族社会を描写し、当時のさまざまな恋愛模様と人生が描かれている。
枕草子 日本三大随筆のひとつ。作者は清少納言。知的な内容で、「をかし(趣がある)」を特徴にした作品。
新古今和歌集 1205年に後鳥羽上皇の命により編集された勅撰和歌集。全20巻約2000首。撰者は藤原定家ら。
情緒・技巧に富んだ新古今調。有名な古い歌の1句か2句を取り入れて作る、本家取りも特徴の1つ。
平家物語 鎌倉時代の軍記物語。源平の争乱について、仏教的無常観をもとに描かれている。琵琶法師が語り継ぐ。
徒然草 日本三大随筆のひとつ。作者は兼好法師。無常観に基づいて人生観や人間、自然、社会のことなどが書かれている。
大日本史 徳川光圀が全国の学者を集めて作成。1715年に完成するが、明治時代の1906年まで改定が続いた。
奥の細道 松尾芭蕉の俳諧旅行記。門弟曽良と江戸を出発し、東北・北陸を旅し、美濃大垣まで旅した。
東海道中膝栗毛 作者は十返舎一九。江戸っ子の弥次郎兵衛と、喜多八を主人公にした東海道旅行記。
南総里見八犬伝 滝沢馬琴の代表的読本。名前に「犬」がつく8人(八犬士)が集結し、没落した里見家を再興していく。
学問のすすめ 福沢諭吉の啓蒙書。個人、国家は学問によって成り立つことを説いた。大ベストセラーとなる。
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平安時代・鎌倉時代ー歴史で中学生が太字ではないけど知っておきたい用語
2018年4月20日
社会, 愛知県高校入試で知っておきたい知識, 覚えておきたいテーマ別歴史, 歴史で太字ではないけど知っておきたい用語
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w.sanbongi
平安時代・鎌倉時代ー歴史で中学生が太字ではないけど知っておきたい用語
※青字はクリックすると、別ページに詳しい説明があります。
長岡京 桓武天皇が平安京に都を移す前の都。造営責任者の藤原種継が暗殺されたことをきっかけに、廃止される。
蝦夷 大和政権に服従しなかった東国の部族を指すが、その範囲は時代によって異なる。坂上田村麻呂がこれを討つ。
延暦寺 比叡山にあり、最澄が天台宗を開宗した寺。以後、仏教教学の中心となる。織田信長により焼き討ちされる。
金剛峯寺 高野山にあり、空海が真言宗を開宗した寺。白河法皇・鳥羽法皇らの参詣により、栄えるようになる。
高麗 10世紀ごろ、新羅の次に朝鮮にできた国。元の属国となり、元寇に参加。李成桂によって滅ぼされる。
大和絵 唐絵(からえ)に対し、主に季節の日本的風物を主題とした絵画。日本画の源流となる。
源氏物語絵巻 『源氏物語』を絵巻物にしたもの。絵巻物とは、ことばと絵を交互に書いて、人物や場面の展開を示す巻物。
寝殿造 平安(藤原)時代の貴族の住宅の造り。寝殿の庭には、池がある。白木造で日本風。
極楽浄土 阿弥陀如来の住む場所。南無阿弥陀仏を唱えることで、極楽に行けることを願う信仰が平安時代に発達した。
寄進 神社やお寺に、お金や土地を寄付すること。地方の武士はこれによって支配権を保護してもらい、力をのばした。
太政大臣 当時の日本における最高国家機関の責任者。ただし常にはいない。平清盛が武士として初めて、太政大臣となる。
壇ノ浦の戦い 源義経VS平宗盛。現在の下関市。源平最後の合戦となる。平家はこの戦いによって、滅んだ。
下地中分 地頭の荘園侵略に対し、領主が田畑や山林を2つに分け、一方を地頭に与えたこと。東郷荘の絵図が知られる。
分割相続 後継ぎ(主に長男)だけでなく、その他の子らにも財産を分割すること。領地は女子にも分け与えられた。
東大寺南大門 東大寺再建の際の代表的建造物。その様式は大仏様(だいぶつよう)と言われ、南宋を模範とした。
臨済宗 栄西が南宋から伝えた禅宗の一派。座禅の際、課題(公案という)を解決して、悟りに達する。
曹洞宗 道元が南宋から伝えた禅宗の一派。臨済宗のように公案は用いず、座禅そのものが仏法であるとした。
神仏習合 日本固有の神への信仰を仏教に取り込んだ考え。明治時代の神仏分離令まで続いた。熊野三山などが知られる。
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